こども古本店は、創業前に古本屋や書店で勤務していた
オーナーの中島ひであきのある“気づき”から生まれました。
世の中にはたくさんの古本屋がある。しかし、「大人のための古本屋」はたくさんあっても、こどもが楽しめる古本屋がないことに気づきました。
「こどものための古本屋があってもいいんじゃないか？ないならつくってみよう！」と考えて生まれたのが「こども古本店」です。
こどものための古本店でありたい、という想いを持ち、
そのために常識にとらわれない新しい事にも果敢にチャレンジし続けます。

その中でも一番のチャレンジといえるのがすべてのお客様に
「安心のリサイクル絵本を提供する」というミッションです。
「大切なお子さまに与える絵本だから、安心なものだけを与えてあげたい…」
古本絵本に対する多くのお母さまが抱くその心配をクリアすべく、こども古本店は「絵本のクリーニング」に対して他に類をみないこだわりを追求しています。
こどもに優しい自然由来のクリーニングを使用し、
一冊一冊を丁寧にクリーニング。
そして、最新鋭の設備を導入して、難しいと言われた本の内部への殺菌・クリーニングも可能にしました。

小さな絵本屋として出発した2011年の創業時。
私たちを動かしてくれたのは「こどものための古本店」という理念でした。
その想いは今でも変わっていません。

こども古本店は、ときに自社の利益を超えて、
絵本が必要な方へ無償で支援させていただくこともあります。
2016年の熊本地震の際には、被災地の避難所・保育園・ご家庭に2万冊の絵本を支援させていただきました。
2018年の西日本豪雨、2019年の台風19号、2020年の新型コロナによる全国休校のときも、不安に怯えるこども達のために、たくさんの絵本を支援させていただきました。
こども古本店が支援させていただいた絵本は約10万冊にのぼります。
（2020年時点）

これらはすべて、全国のご家庭から届けられた
お子様の成長で読まれなくなった絵本。
「次のこどもに繋いでほしい」
前の持ち主様のそんな思いやりが込められた絵本です。
人々の思いやりはやがて“笑顔の循環”をつくります。
そして、私たちを含めてすべての人々の心をハッピーにします。

こども古本店の絵本はあたらしくありません。
でも、人の想いが込められたあたたかい絵本です。
世界でオンリーワンのこども古本店のリサイクル絵本を、
どうかよろしくお願いします。

私たちのこども達は夢を持っているのでしょうか？
内閣府の「子ども・若者白書」の調査結果によると、世界の先進国の中でも日本のこどもが際立って将来への夢を持っていません。
そして、自己肯定感が一番低いのも日本のこども達です。
こどもの頃の自己肯定感は、親とのコミュニケーションが多く関わっているといいます。
一緒に楽しみ、ときには褒めて、こどもの個性を伸ばす。
それを自然に行えるコミュケーションツール。それが絵本です。

しかし今、こども達の読書の環境が危ぶまれています。
町から本屋さんが姿を消し、「本屋のない自治体」が420にも上ります。
（2017年現在）
親子が一緒に絵本を楽しむ環境が、少なくなってきているのです。

私たちは、減少の危機にあるこども達の読書環境を救うため、
2015年に日本で初の「移動絵本屋」を開業させました。
スタッフ選りすぐりの約1000冊の絵本。
青空の下で親子でのびのび楽しめる読書テーブル。
親子一緒に楽しめる、「絵本と紙芝居の読み聞かせライブ」。
移動絵本屋では、誰もが自由に絵本を楽しむことができます。
私たちはいずれ、この車を日本全国の町に走らせます。
いつか、あなたの街であいましょう。

そして、2021年春頃にはこども古本店初となる絵本専門店を開業します。
童話の館から芝生広場に広がる、”絵本の国”をお楽しみにお待ちください。

私たちが絵本を通じて世の中に与えたい事、
それはこども達に夢を与えることです。
“こども達に絵本を。こども達に夢を！”